「カニすき、カニしゃぶ、カニちり…実は何が違うの?」「せっかく高いカニを買ったのに、どの食べ方が一番美味しいの?」「うちの家族にぴったりのカニ鍋はどれ?」 カニシーズンになると、こんな疑問や不安を感じていませんか?
折角の特別な日のカニ料理、失敗したくないですよね。この記事では、カニ鍋の種類ごとの特徴から、それぞれに最適なカニの選び方、さらには失敗しない通販ショップまで徹底解説します。
カニ鍋の種類を徹底比較!あなたにぴったりの食べ方は?
カニ鍋と一言で言っていますが細かく分けると「かにすき」「かにちり」「かにしゃぶ」の3種類があり、それぞれの特徴や美味しさが異なります。
各タイプの違いを分かりやすく解説しますので、あなたの好みのカニ鍋を見つけてくださいね。
【一覧でわかる】カニ鍋3種の特徴比較表

かにすき | かにちり | かにしゃぶ | |
味付け | 濃い目(醤油ベース) | 薄味(昆布だし) | シンプル(昆布だけ) |
カニの旨味 | だし汁に溶け込む | カニそのものを楽しむ | 甘みを最大限に生かす |
食べ方 | だし汁ごと | ポン酢など | ポン酢・ごまだれなど |
調理時間 | さっと煮る | さっと煮る | 数秒浸す |
おすすめのカニ | ズワイ・毛ガニ | ズワイ・たらば | 生ズワイ・たらば |
こんなときに! | ちょっと贅沢な食卓 | おもてなしや宴会 | 特別な日のごちそう |
プロの味に近づく!人気のカニ鍋レシピと美味しく仕上げるコツ
出汁の旨みでほっこり「かにすき」

「すき」料理には「かにすき」以外に「すき焼き」が有名です。すき焼きは江戸時代、農夫たちが農機具の「鋤(すき)」を鉄板代わりに使って食材を調理したことが名前の由来とされています。
代表的な「すき」料理には「牛すき」「鶏すき」「豚すき」があり、いずれも野菜や豆腐と共に調理され、醤油ベースの味付けが特徴です。
一般的なすき焼きは「割下」という濃い目の調味料で調理しますが、かにすきは濃い目のだし汁を使うのが特徴です。
かにすきのだし汁のレシピの例
・だし汁…1800~2000cc
・酒…100cc
・みりん…大さじ5
・薄口醤油…大さじ2
・塩…小さじ1と1/2
※すべての材料を鍋にいれて、お好みの野菜や豆腐を煮て、仕上げにカニを入れてさっと火を通していただきます
かにすきは、だし汁にカニの旨味を活かすのがポイント。肩肉や殻付きの部分を先に入れて、旨味を引き出してから、最後にむき身を入れるとおいしい!
素材の味を楽しむ「かにちり」

「ちり」と呼ばれる料理には「かに」の他に「ふぐちり」「たいちり」が有名です。「ちり鍋」は魚介類と野菜を使った鍋料理で、お湯につけると身がちりちりと縮む様子から「ちり」という名前がついたとされています。
鯛、ふぐ、鱧、タラ、牡蠣、カニなどの魚介類を昆布だし(またはごく薄い味付けのだし汁)で火を通し、薬味と酢醤油(ポン酢など)でいただきます。
かにちりのレシピの例
・水…1800cc
・昆布…10cm角を2枚
※材料を鍋に入れてゆっくり加熱し、沸騰直前で昆布を取り出します。具材を入れて10分程度煮て、ポン酢などでいただきます。
かにちりは火の通し過ぎに注意。カニが縮むように『ちり』と煮えたらすぐに取り出すのがコツです。最高の食感を楽しむなら、野菜などが煮えた頃、食べる直前にいれてください。
とろける口どけ!贅沢な「かにしゃぶ」

しゃぶしゃぶは、本来生で食べられるほど鮮度の良い牛肉を、煮えただし汁に数回くぐらせて火を通し、タレにつけて食べる料理です。
牛肉以外にも豚肉、鶏肉、ふぐ、鯛・タコ・カニなどの魚介類を使ったものも人気があります。
昆布だし(またはごく薄い味付けのだし汁)で具材に火を通し、薬味と酢醤油(ポン酢など)で食べる点で「かにちり」と同じ調理法といえます。
「かにしゃぶ」では酢醤油が基本のタレですが、「牛しゃぶ」「豚しゃぶ」ではゴマダレや辛いタレなど、つけダレにバリエーションがあります。
かにしゃぶのレシピの例
・水…1800~2000cc
・昆布…10cm角を2枚
※材料を鍋に入れてゆっくり加熱し、沸騰直前で昆布を取り出します。ここまでは「かにちり」と同じですが、食べ方が違います。
はじめに何も具がない状態でカニだけお湯にくぐらせて火をさっと通していただきます。味付けはそのまま、またはポン酢などお好みでタレにつけて食べます。その後、野菜や豆腐を鍋に入れて煮て食べます。
かにしゃぶは数秒だけ湯にくぐらせるだけ。カニの色が少し鮮やかになった瞬間が食べ頃です。ポン酢だけでなく、柚子胡椒を少し添えるのもおすすめです。
鍋に合うカニはこれ!タラバ・ズワイ・毛ガニ別おすすめ調理法
ボリューム満点!タラバガニのおすすめ鍋

大ぶりで食べ応え抜群のタラバガニは、「かにしゃぶ」か「かにちり」がおすすめ。シンプルな調理法で、タラバガニの豪快な食感と旨みを存分に楽しめます。
出汁との相性◎ズワイガニの美味しい食べ方

繊細な甘みが特徴のズワイガニは、どの調理法でも美味しく楽しめる万能選手。特に「かにすき」にすると、だし汁に甘みが溶け出して絶品です。
通好み!毛ガニの旨みを引き出す鍋

濃厚な味噌が特徴の毛ガニは、「かにすき」にすると味噌の風味もだし汁に溶け込んで、深みのある味わいに。
とろける食感!生ズワイガニはしゃぶしゃぶが最強

鮮度抜群の生ズワイガニは、「かにしゃぶ」で食べるのが最高。わずかな加熱で甘みが際立ち、プリプリの食感を堪能できます。これぞ冬のお楽しみ!
【選び方ガイド】あなたにぴったりのカニはこれ!
かに鍋を楽しみたいけど、姿蟹のさばき方がわからない…蟹が近所で売ってない…
そんな時は、さばく手間がなくて便利なカットやむき身のカニを通販で取り寄せるのがオススメです。
今回は、鍋にぴったりなカニをいくつかご紹介します。どれも手軽に美味しく楽しめるものばかりです。
【かにすきにおすすめ】だしと食べやすさを両立する「かに鍋セット」
かに鍋セットは、殻が少し残ったり(半むきみ)、肩肉が入っていてかにのだしがしっかりとれるのが特徴。食べやすく脚はむき身なので、鍋がさらに手軽に美味しく楽しめます。

むき身だけだとカニの出汁がしっかりでないから、【かにすき】にするならカニ鍋セットがおすすめ◎
かに本舗のむき身満足セットがおすすめですが、1kgセットだと別途送料がかかるため、単品で購入するのはあまりお得ではありません。
かに本舗は、8000円以上で送料無料なので、2kg以上購入すればコスパが良くなります。しかも、1kgずつ小分けパックになっているので、使いたい分だけ解凍して便利に使えます。
一番オトクなのは、超特大半むき身満足セット3kg超。通常1kg9,900円×3で29,700円ですが、セット品は19,800円で購入できます。


\ 1kgずつ小分けで使いやすい /
【かにしゃぶにおすすめ】食べやすくて豪華な「むき身セット」
かにすき・かにしゃぶを楽しむなら、やっぱり大事なのは「脚のむき身がたっぷり入っているかどうか」ですよね。
肩肉が入っているセットより、見た目も華やかで食べやすい完全むき身(ポーションタイプ)がおすすめです。金額はちょっと上がりますが、その分、手間なく贅沢気分を味わえます。



むき身の価格はサイズと量で決まってます。同じ1kgでも本数が少ないほど1本あたりが大きいってこと!写真だけじゃわからないので、本数チェックもお忘れなく
\ 殻なしだからすぐ食べられる /
【コスパ重視&出汁も◎】「ハーフポーション(半むき身)
さらにお得にしたい方には、「ハーフポーション」という選択肢も◎
ハーフポーションは、半分だけ殻がついているタイプで、出汁もちゃんと出て、食べやすさはむき身タイプと変わりません。
おすすめはますよね楽天店の選べるカニ!クーポン利用で9,999円送料無料という驚きの安さです。
しゃぶしゃぶには【3】の完全にむき身になったものが良いですが、出汁もほしい・本数がほしい、というのであれば【1】カット済生本ずわい蟹1.8kgがおすすめです。※1と2の違いはギフト箱です。
購入時にはクーポン利用をお忘れなく!


\ コスパ重視のセット /
【豪華さ・見た目重視】まるごと楽しむ「姿ガニ・肩肉」
むき身は便利だけど、「ちょっと割高かも…」「せっかくなら“蟹!”って感じのインパクトが欲しい!」というときは、「姿ガニ(まるごと)」や「肩肉」タイプがおすすめです。
見た目の迫力もあり、食卓が一気に華やかになります。
\ 蟹を食べるという満足感 /
もう手がベトベトにならない!カニ鍋の便利グッズまとめ
カニをさばくのに便利な道具3選
切れ味抜群!カニバサミ
冷凍の蟹むき身は、そのまま鍋に入れて調理できますが、姿蟹を購入した場合は下処理が必要です。
包丁で捌くことも可能ですが、適切な包丁とある程度の技術が必要となります。
そのため、「かにさばき専用ハサミ」の使用がおすすめです。安価なものもありますが、信頼できる刃物メーカー製のものは使いやすさ、耐久性、お手入れのしやすさに優れています。


貝印のかにはさみ「さばき名人」は、殻を切るのも身を出すのも簡単!刃は分解して食洗機であらえますので衛生面でも安心です。
この「さばき名人」の使い方は、貝印公式の動画がわかりやすいです!
身をキレイに取れる!カニピーラー
脚の部分を半分剥いた状態にしたいなら、かに用のピーラーがおすすめ。


貝印のカニ用ピーラー「蟹むいちゃいました」は、野菜の皮むきピーラーと違い、刃が波刃になっているので剥きやすく、タラバガニもOKです!
細かい部分もスッキリ!カニフォーク
食べるときはカニフォークがあると便利。身をほじくりだすアレです!
家族の人数分、まとめ買いするなら国産のカニフォーク5本セットなどがおすすめです。100円ショップでも同じようなの売ってます。


ゴミのにおいが出ない工夫
蟹を食べたあとの「殻」は、翌日になるとかなり匂います。その日のうちに捨てればよいのですが、難しい場合は
- 殻をザルなどにまとめ、水をよく切る
- 新聞にくるむ
- におい防止袋またはビニール袋を2重に重ねる
とひと手間加えると翌日も大丈夫です!ドラッグストアで売ってる防臭袋ならニオワイナ、楽天で人気のにおいバイバイ袋(食品用、Lサイズが便利)などがおすすめです。少量であれば食パンの袋も匂いが漏れにくいです!


まとめ
蟹はいろいろな部位があり、販売方法も様々です。鍋のスタイルや、味わいたいポイントに合わせて選びましょう。
シーン・好みに合わせて選ぶなら… | オススメの蟹 |
とにかく大きくて迫力ある鍋にしたい! | たらば蟹 姿 or たらば蟹 肩肉 |
蟹の旨みも味噌もじっくり楽しみたい | ズワイガニ |
甘みのある身を手軽に味わいたい | 紅ズワイガニ(※通販ではあまり取り扱いありません) |
お刺身やしゃぶしゃぶで食べたい! | 生ズワイガニ(刺身用) |



